自動車リサイクル法

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廃車を「ゴミ」で終わらせない。
それが自動車リサイクル法の役割。

自動車リサイクル法は、自動車の所有者、関連業者、自動車メーカーなどの役割を定めた法律です。こちらでは自動車リサイクル法についてご案内します。

自動車リサイクル法とは?

自動車リサイクル法とは、適正な再資源化を目的に、再利用できる自動車部品の有効活用や、各行程の適正な処理を定めた法律です。自動車の所有者、関連事業者、自動車メーカー、輸入業者の役割が明確に定められています。
自動車リサイクル法は、平成14年7月12日に公布され、平成15年6月にリサイクル料金やリサイクル業者(自動車解体業)の情報などを管理する財団法人自動車リサイクル促進センターが設立されました。

◆財団法人自動車リサイクル促進センター:http://www.jarc.or.jp/index.html

■対象外となる自動車

  • 被けん引車
  • 二輪車(原動機付自動車、側車付のものを含む)
  • 大型特殊自動車、小型特殊自動車
  • その他(スノーモービルなど)

使用済みになった自動車を所有者から引き取って自動車解体・廃棄するには、従来は古物営業許可や廃棄物処理法許可で対応していました。しかし、自動車リサイクル法の施行により、この法律の下での許可制や登録制になりました。

リサイクル料金のお支払い

■リサイクル料金のお支払い

自動車の所有者は、原則、新車購入時に支払います。平成20年の1/31に車検時預託が終了した為、リサイクル料金が未預託の自動車については、廃車時にリサイクル料金をお支払いいただきます。
※ ご負担いただく自動車の所有者は、自動車検査証記載の所有者と一致しない場合があります
※ ローン販売の場合は、自動車検査証記載の使用者がリサイクル料金の負担者となります

リサイクル料金はどれくらい?

メーカー、車種、エアバッグなど、自動車の装備によって異なりますが国産の一般的な車輌で6,000~18,000円程度の車輌が多いです。外車は国産に比べ総じて高い設定になっており、前述の価格を大きく超える車輌も存在します。詳細は自動車リサイクルシステムのホームページにて車台番号や登録番号を入力すると、該当車輌のリサイクル料金やその預託状況を照会することができます。

◆自動車リサイクルシステム:http://www.jars.gr.jp/

■リサイクル料金の用途

自動車の所有者から徴収したリサイクル料金は、シュレッダータダスト、エアハバッグ類のリサイクル、フロン類の破壊に使われます。シュレッダーダストは、自動車を破砕した際に出るクズで、プラスチックやガラスの混合物です。従来、これらは埋立処分されていました。自動車リサイクル法の基本的考え方の中に使用済み自動車から生じる最終埋立て処分量の極小化を目指す事もあり、現在は様々な形態にリサイクルされています。これらは自動車製造業者等が責任をもって行っています。

自動車重量税の還付制度とは?

自動車を廃車する際、車検証の残存期間に応じて最終所有者に自動車重量税が戻ってくる制度です。
自動車が解体されたことが確認されれば、永久抹消登録時に重量税還付の申請が可能となります。

部品の取り外しは自動車解体業者で

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使用済自動車から再利用部品などの取り外しをおこなうためには、個人でおこなう場合においても都道府県知事などから解体業の許可を得なければなりません。

オーディオやナビなどはご自身でお外し頂いても問題ありません。それ以外の部位はリサイクル法に抵触する事もありますので、別途お問い合わせ下さい。