廃車にするタイミングとは?

SCRAPPED CAR

黒川商会をご利用いただいたお客様に多い廃車のタイミングのご紹介です。廃車・解体するか迷っている方の判断材料にしてください。

廃車timing1.車の入替え

次の車との入替え目的で廃車・解体されることは今までで最も多いケースでした。恐らくエコカー補助金がこの発生理由のピークで、以後はこの理由で廃車・解体されることは少なくなりそうです。

Point

殆どの方は車庫に停められる台数が決まっていますから、当然このタイミングでの廃車・解体は有効なタイミングと言えます。

廃車timing2.車齢から解体

壊れた箇所がある訳ではないが、見た目のこともあり(車は今や贅沢品ですので)廃車・解体にすることも比較的多い理由でした。昨今の景気から、この理由での解体は激減しております。

Point

乗らない間のコストを考えますと一年でも相当な出費になります(税金や駐車場代等)。また、長い間動いた形跡がないと駐車場のオーナー様からクレームが入る(放置したと勘違いされてしまう)ため、廃車・解体には有効なタイミングと言えます。

廃車timing3.引越しの為に解体

出張で遠隔地に赴く場合、維持する人がいない等で廃車・解体される方も意外に多いです。駐車場台の安い地域ならともかく、東京では駐車場代もネックになります。

Point

乗らない間のコストを考えますと一年でも相当な出費になります(税金や駐車場代等)。また、長い間動いた形跡がないと駐車場のオーナー様からクレームが入る(放置したと勘違いされてしまう)ため、廃車・解体には有効なタイミングと言えます。

廃車timing4.税関係での解体

車齢から解体とクロスオーバーしてきますが、次の車検は取らないので税金が来る前に解体すると言う方は比較的多いです。

Point

このケースも自走可能な車両が多く、廃車・解体に掛かるコストも安いので、廃車・解体には有効なタイミングと言えます。

廃車timing5.事故を理由での解体

残念ながら起こってしまうケースです。このケースの場合、修理費用は新しく同型車を買うよりも費用が掛かってしまう為、廃車・解体ということになります。軽度の事故の場合、事故車を専門に買い取る業者と保険屋さんとのやり取りで完結することが多く、解体屋にはあまり入庫しません。

Point

低年式車なら、コレをきっかけに踏ん切りがついて廃車・解体と思い切れますが、高年式車の場合はやるせない気持ちばかりが残ってしまい、あまりいい廃車・解体のタイミングとは言えません。

廃車timing6.クレームからの解体

前述の駐車場オーナー様からクレームが付いて解体するケースも非常に多いです。発生理由としては、車を倉庫代わりにしていて、数年から十数年動かさずにいたため、著しく駐車場の美観を損ねてしまうためです。

Point

このタイミングでの廃車・解体は車両の移動が通常のケースに比べ著しく困難なため、レッカー代がかさみ大変コストの高い廃車・解体になることが多いです。また倉庫代わりにしているケースが非常に多いので、中の荷物の処理代もバカになりません。その為このタイミングでの廃車・解体は悪いタイミングだといえます。

廃車timing7.老朽化からの解体

老朽化してしまった為に解体されるケースも少なくありません。修理の為に整備屋さんに入庫し、整備屋さんの判断で廃車・解体となるケースや、自宅で全く動かなくなるまで老朽化したものまで、老朽化に伴うケースは様々です

Point

整備屋さんの判断で廃車・解体となるので、自動車のオーナーさんも理解しやすいケースです。この際自走で整備屋さんに行けたのならば、概ね廃車・解体するのに有効なタイミングと言えます。

同じ老朽化のケースでも、自分の駐車場で動かなくってしまうまで廃車・解体するかの判断がつかなかったケースですと、レッカー代が掛かってしまいますし、駐車場までの通路が狭い場合などには追加料金等で思わぬ出費となる事もあり、こうなってしまうと廃車・解体するのに悪いタイミングと言えます。

廃車timing8.オススメのタイミング

【1】廃車・解体車輌の買い取り相場をチェックする
解体屋に持ち込む前に、中古車として買い取ってくれる所がないか調べておく。

【2】課税対象になる前に結論を出しておく
年度末までに車の今後を考えて、無駄に税金を払うことが無いよう備える。

3】廃車・解体を決めたら間髪入れずに解体屋に行く
税の還付や自賠責保険の返戻などは月割りで戻るので、もたもたせずに還付・返戻金が多く戻るよう段取りをする。

Point

意外かも知れませんが、黒川商会に入庫する車の8割は自走可能なお車です。本来このタイミングで入庫すれば、最低でもレッカー代は掛かりませんのでその分は費用が安く済みます。

解体屋としてオススメしたいのは、自走できるギリギリのタイミングでの廃車・解体依頼です。車としての寿命を全うするギリギリまでお車とお付き合い頂き、最後のドライブを解体屋までして頂く。これがオススメしたいタイミングです。

上記【1】から【3】をご自身の状況と勘案して頂き廃車・解体して頂ければ、概ね良いタイミングでの廃車・解体と言えそうです。